do it

3時間程の仮眠で午前2時に起床。5時まで色々用意したりして、6時にFINE TUNINGの大窪社長とたやさんの異色の3人でいざ東北へ。

今回、ENDZWECKとは完全に別行動なのは、the sunが仙台空港着 → do it → 山形泊 → 新宿LOFTって言うスケジュールで、同行&運転手として駆り出された次第。駆り出されたって言うとイメージ悪いかもしれないけど、ひぐさんに「宇宙とたやちゃんは打ち上げ参加だから」って言われたから、よろこんで別行動した次第。

それはさておき、去年も呼んでもらったdo it。今年は廃映画館に場所を移し、規模も大きくなって、出演者も多種多様。ライブ2日前位に主催者の1人、what ever filmの門脇君から「ステージが出来ました。なかなか良い感じです。」とメールが来た。廃映画館に手作りのステージ。全く絵が想像できなかったし、すごく楽しみにしてた。

着いて、会場を見てビックリ。映画館自体が想像以上に大きくて、建物は古くて趣のある感じ。そこに手作りの装飾が施されて、分かりやすく言うと文化祭的な雰囲気。空気だったりとかっていうのは文章じゃ絶対に伝わらないのはもどかしいけど、2階のステージのライブは影が高い天井、壁、スクリーンに映っていて、なんか非日常的な空間でいて、あったかいみたいな。去年までとの規模の違いにもとにかくビックリしたけど、全て手作りだと言うところは驚愕以外のなにものでもないなーと思った。

今年1月のPUMP UP THE VOLUME FESTを思い返してdo itと比べると、その準備、苦労、割いた時間はどれくらいのものかと思った。PUTVは場所はチッタとサンホールで元々ライブをする場所でやったけど、do itなんてステージを作るところからなわけで。後から知ったけどライブ用に椅子を外してステージ組んだけど、返す時には元に戻さなければいけない約束で借りたらしい。

出演するバンドや人をただ純粋に見に来たってだけのお客さんには関係のない話って言えばそれまでだけど、いろんな意味でDIYなフェスなんだって部分はあの場にいた人たちと共有したいとすごく思った。ていうのも、数人の僕らの年の変わらない人たちが、計画して、出演者を集めて、場所を作って、作り上げたフェスだと思うと本当に凄いなぁと思うのですよ。騒音とか、ゴミとかきっと問題はたくさんあるんだろうけど、ホテルやお店とかはdo it需要があったはずだし。町まで巻き込んでるのもすごいなぁと思うのです。町おこし的な。

ま、僕は勝手にそんな事思ってたんだけど、もちろん僕と同じ考え方、感じ方して欲しいとかじゃなくて、ただそう思ったってだけ。ライブの時にMCで言ったのも、音の好き嫌いはあるだろーけど、どんなヤツがこのフェス作ったかを見ないなんてありえないでしょと思った次第。

で、ネットで検索したりとか、do itのサイトのBBSとか見たんだけど、心無い人っているねー。完全に偏見だけで言うと、お目当てのバンドしか見ない人ほど、どーでもいい非建設的な暴言みたいな文句言うよね。人がやってない事を、企業とかじゃなくて個人レベルで企画したんだから、不備なんてあって当然だと思うんだけどなぁ。メンツや開催場所見たって、どう考えても企業仕切りの完璧なフェスじゃないと思うんですが。不備に思った点は来年以降につながるように主催者に伝えれば、企業仕切りのフェスじゃないからこそ改善する努力は絶対にしてくれると思うんだけどなー。

で、ライブだけど、猫ひろし見れなくて残念…。一度企画に出てもらってるし、その後空港で会ったりしてたしで、挨拶した。今日は泊まりだから飲みましょうよと誘ってもらって電話番号交換もしたのに、その後なかなか会えなくて一緒に飲めなかった。残念…。

akutagawaのライブが猛烈に良かった。ミズ君のMCには皮肉っぽさに隠れて、山形への思い入れがすごい込められてて泣けた。

エンズのライブは最近のライブの中ではまぁ良かったとは思う。ただ、思うところはたくさんある。葛藤というか。ま、なくなったら終わりなのかもしれないけど。ステージから門脇君、the sunのみんなや、akutagawaのみんな、まっつん、山口くん、りょちん、他にも自分的に意外な人の顔が見えてなんか嬉しかった。

で、the sun。神。すげー良かった。ワンモアかかった時に、フロアを挟んでZのネモジュンさんとステージ同士で話してるのがすげーカッコ良かった。

剛に勧められて予習していたDE DE MOUSEもすげーーー良かった。MCがちょっと想像していた像と違ってウケたけど、思わずTシャツ2枚買っちゃったw

で、what ever film。曲数は少なかったけど、魅せてもらったなー。うっかり泣きそうになるのを堪えるのが大変だった。

規模がどうなるのか分からないけど、大きくなろうが去年までの大きさに戻ろうが、来年も是非来たい。呼んでもらえるように頑張るけど、ダメだったらボランティアスタッフやらせてもらいたいなぁ。それがダメなら完全にお客さんとして泥酔したいなーと思った。

24時間以上起きていて、心地よい疲労と酔いでホテルのベッドで堕ちた。