あの日

portraits of pastツアー以来の京都。

ここ何年か、ふとした事でとても感傷的になる。キワムの追悼ライブだから今日はいつにも増してそんな気持ちになった。日々いろんな楽しい事や嫌な事がたくさん起こる分だけ、色んな記憶がどんどんと色褪せていく中で、強烈な記憶はいつでも鮮明に思い出せる。

7年前、SHAI HULUDのツアー、ERA。目の前で倒れた光景は今でもはっきり思い出せる。naiadのライブを止めて1階に運んで。いびきかいてて。人工呼吸もした。救急車を追って駒沢の病院に行って、諏訪とか色んな人に電話して。医者に呼ばれてその日のうちに亡くなって。

たらればの話をしだしたらキリがないけど、もしキワムが生きていたとして、今でも当時と同じようにバカな事やって遊べてるだろうか?とか考えた。自分でも信じられないけど、僕も今年の9月でアラフォーの仲間入り。小学校で出会った人、中学・高校時代に出会った人、浪人の時の友達、大学の時の友達、バンドを始めてから知り合った人たち。頻繁に電話した人、頻繁に遊んでた人、むかついた人、好きになった人。ものすごい数の人と関わりを持ったと思う。僕の場合、すごく親密だった人でもお互いの環境次第では疎遠になってしまう事って、親密で居続けるよりはるかに多い。ライブハウスで会えなくなる人のなんと多い事か。ひょっとしてキワムが生きていても疎遠になっていたかもしれない。もしどっちかがバンド辞めてたら、生活に追われて忘れちゃう存在になってたかもしれない。

キワムはいなくなってしまったけど、あの日に起きた光景が強烈すぎて、きっとこれから先もキワムを忘れる事はないだろう。追悼ライブとか知らずに来てるお客さんは絶対いたけど、少なくとも出演者のみんなは少なからずキワムの事を偲んでたんじゃないかなと思うと、みんなに忘れられずにいるって言うのはすごい事だし、そういう日を1年に1度作ってくれているLAST ONE STANDINGに素直にありがとうって思う。キワムの追悼だから久しぶりに会えた、話せた人が多い気がして、この場にはいないけれどキワムの存在を感じる事が出来るような感覚だった。

ライブは1番目のREDUCTIONからやばかった。ゆーきも亡くなってる訳で、キワムも元メンバーでって考えながらウメ見てたらなんか涙腺緩んだ。すげーやばいライブだったと思う。

BURNINGSIGNも久しぶりに見たんだけど、なんかすごい事になってたなー。用意なければ全部ばっちり見たかった。

3番目が出番だったけど、感傷からかとにかくテンションがあがった。泣きそうだった。

MASTERPEACEは出番後、しかもテンション高かったせいか疲れ果ててあんまり見れなかったけど、また深くなってる感じだった。今度はゆっくり見たい。

で、TJMAXX。ほんとにカッコ良かった。なんか今まで見た中で一番やばいTJを見れた気がする。ただ、Tシャツは用意しといて頂きたい。ミズタくん忘れないよーにw

最後LOS。今日の自分の精神状態には、たまらなすぎて、ほんとに涙腺がやばくなりすぎた。あの日の事を諏訪がMCで話してたけど、諏訪のあの日は僕の電話からだったんだなーと。

打ち上げに軽く出て、飲んだ。