明日

僕が19才の時から知ってる人が亡くなったのを聞いた。人伝に聞いた話だと亡くなり方が突然すぎて未だ信じられない。

キワムが亡くなった時のように、なんの前触れもなく、いきなり魂抜かれちゃった感じだったのかなと思った。

ここのところ自分が立っている場所が非常にもろいように感じる。

地震の時、車から降りたら、硬いはずのコンクリの地面に立っているはずなのに水の上に立ってる様な感覚になった。

何の気なしに使っていた電気だって、計画停電だったりで停電に遭遇したりする。

蛇口をひねれば、まずいとか言われてても水が出てたけど、今は放射能が混じってるんじゃないかとか気になったり。

今まで当たり前と思っていた事が全然当たり前じゃないんだって、地震以降ずっと思ってたけど、今日の訃報を聞いてその思いが更に強くなった。

今度遊ぼうと思っていた人と遊べるか、次回があるかなんて、約束されたものじゃない。

それが病気か、天災か、事故か、事件か、自分なのか、誰かなのか、何なのかは分からないけど、

いつでも会えると思っていた人や、いつでもいけると思っていた場所、いつでも見れると思っていたバンド、いつでも手に入ると思っていたもの、そんなモノは何一つ約束されてないんだって事を改めて思い知った。

今日寝て、明日目を覚ますかどうかも分からない。明日何事もなく起きれるかなんて誰にも分からないんだなと。

「明日死ぬように生きなさい、永遠に生きるように学びなさい」ってガンジーが言ったみたいだけど、

「明日死ぬように生きる」

すごく厳しいなー。